暮らしのつぶ

心にとまったあれこれ、気になるモノやコトを綴ります

映画「しあわせへのまわり道」音楽担当はあの人の息子だった

去年の秋頃の話になりますが、GYAOにて映画「しあわせへのまわり道」を見ました。

 

www.youtube.com

 

GYAOって無料の映画が割と揃ってるんですよね。

さすがに大ヒット作や新作は少ないですが、時々「あ、これ気になってたやつ」と思うものが配信されてたりするので、私は定期的にチェックしています。

この映画も以前から見てみたかったもので、個人的には期待以上の内容でした。

 

■「しあわせへのまわり道」のあらすじ

 

主人公のウェンディ(パトリシア・クラークソン)は、N.Y.で書評家として活躍するキャリアウーマン。仕事も家庭もうまくいっていると思っていましたが、ある日突然、夫から離婚を切り出されます。

 

夫が浮気相手の元へ行ってしまい、ウェンディは一人ぼっちに。遠くの農場で働く一人娘から会いに来るよう誘われますが、運転はずっと夫任せだったため、一人では遊びに行くこともできません。

 

そんな時、彼女がタクシーに忘れた物を届けに、インド人ドライバーのダルワーン(ベン・キングズレー)が家を訪れます。彼が運転の個人レッスンをしていることを知ったウェンディは、その場でレッスンを申し込みます。

 

ダルワーンがレッスンで教える内容は、運転のアドバイスであるだけでなく、人生そのものにも通じるようなことばかり。ウェンディは彼との友情を育むうちに、これまでやこれからの生き方を見つめ直すようになります。

 

 ■感動の押し売りがないのが良いところ

 

私は自分自身が踏み込み過ぎない距離感を好むので、フィクションの世界でも曖昧な関係性が好きだったりします。

恋愛に発展しない二人とか、ふとしたきっかけで同居を始めた他人同士とか。

 

ウェンディとダルワーンの関係もまさにそうで、適度な距離感がとてもいいんですね。

ストーリーがドラマチックになりすぎず、「あったかいでしょ~?じーんとするでしょ~?」という押し付け感がない。

 

それでいて、見終わった後は非常に清々しい。

いくつになっても新しいことにチャレンジするって素敵だな。自分もこんな風に生きたいな。と、素直に思えます。

 

見終わってから知ったのですが、監督は「死ぬまでにしたい10のこと」のイザベル・コイシェという女性監督さんでした。

あの映画もたしか、感動の押し売りっぽくなくて良かった気が。(うろおぼえ。旦那さん役の俳優さんが素敵だったのは覚えている。。)

 

ちなみに、主演のパトリシア・クラークソンは同じ監督さんの最新作にも出ています。

www.youtube.com

こちらでは悪役っぽい。でも色っぽくて素敵だなー。

 

■映画音楽を担当したのはあの方の息子さん

 

話は戻りますが、「しあわせへのまわり道」は音楽も良かったんです。

特にエンディングで流れる曲。予告のバックでかかっているのがそうなんですが、ちょっとケルト音楽みたいな感じ?

そこに時折エスニック風のフレーズが入ったりして、ウェンディとダルワーンの雰囲気がよく表れてて。

www.youtube.com

 

Wikiで作品情報を見てみたら、音楽はダーニ・ハリスンとポール・ヒックスというお二人でした。

で、このダーニ・ハリスンという方が、なんとジョージ・ハリスンの息子さんなんだそうです。

 

ジョージ・ハリスンといえば、ビートルズ在籍時に突如インドにドハマりし、バンドの音楽にもインド風を吹かせたお人。

その息子さんがちょっとインド風のおしゃれな映画音楽を作ったと知り、なんだか非常に感慨深かったのでした。

 

※ちなみに今回初めて知りましたが、Youtubeで「アーティスト名・トピック」と表記されているチャンネルは、Youtubeが作成しているものなのだそう。

再生されるとアーティスト側に報酬が入るらしいので、安心してリンクできます。

ありがたいー。

movie-tsutaya.tsite.jp